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「不利益取り扱い相談118件-沖縄労働局」を見て考える

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沖縄県浦添市の社会保険労務士、行政書士松本です。

2019年8月23日(金)沖縄タイムス総合面に沖縄労働局が受けた2018年度妊娠・出産、育児休業などに伴う降格や解雇など不当労働条件の変更を受けた不利益取り扱いの相談が118件あり、17年度の1.2倍に上ったことが報道されました。

不利益取扱い相談118件/沖縄労働局 出産や育児で降格など | 沖縄タイムス+プラス
沖縄労働局は22日、妊娠・出産、育児休業などに伴い、降格や解雇など不当な労働条件の変更を受けた「不利益取扱い」の相談が、2018年度は118件あり、17年度比1・2倍になったと発表した。妊娠・出産、育児休業に関する「ハラスメント」の相談は8...

一方、妊娠・出産・育休に関するハラスメント相談は17年度の約6割になったようです。

ただ、沖縄労働局の分析では「権限の行使が伴うより問題性の高い相談が増加している」とのことです。

「育休取られたら困るよ」と言葉を通り越して、「育休取ったら辞めてもらうよ」というように権限行使を意図した発言が増えているのでしょう。

また是正指導の件数は17年度より18年度は減少しています。これは17年度に男女雇用機会均等法の改正があったので、是正指導の件数が多かったとの見方です。

以上の2点から、出産育児のハラスメントや是正の指導件数が減少したということより、問題はより深刻度を増し指導機関が本気になれば指導件数も増えるはずです。

「ブラックバイトに沖縄の学生が声を上げた」というヤフーニュースもありました。

https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20190822-00138805/

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