
沖縄県浦添市の社会保険労務士、行政書士松本です。
去った19日月曜日。為末大氏による講演会を拝聴してきました。
短距離選手として中学生で早熟し、9つの日本記録を達成。
その後は伸び悩み、ハードルへ転向。
両親が「自分で決めなさい」という教育方針だったので大学ではコーチをつけずにオリンピックを目指す。
2000年シドニーオリンピック初出場は、転倒して予選落ち。
その後相当落ち込んでいる間にたくさん本を読み、一人で世界の賞金レースへ参加。
ー「世界」という人はいない、そこ(トラック)にいるのは国籍は違えどただの同じ人間なんだー
ということに気づき、もう一度世界を目指し、世界陸上で日本人初トラック種目で銅メダルを獲得。
帰国後人生が一変。羨望の的としてのぬるい生活と勝負の世界トラックの間で悩む。
25歳のとき父親がガンで他界。
亡くなる直前「やりたいことをやれ」と言われ、プロ選手として独立。
2回目の世界陸上で再度銅メダル。
オリンピックには3回出場するも、4回目のチャレンジを目指して日本選手権で敗退し引退。
為末大氏の言葉。
「失敗した事実は取り消すことはできない。でも今の成功はあの失敗があったからだと思うと、『失敗した意味』を変えることはできる」
好きな言葉は孔子の、
「之を知る者は、之は好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」
で、その意味は「あることを知っている人よりは、それを好きになった人のほうが優れている。それを好きになった人よりは、それを楽しんでいる人のほうがもっと優れている」
未来を考えてもコントロールできない、過去は変えられない。
目の前にある今をとことん楽しむことで、人生のハードルを乗り越えていける。
人生残り40年。これから訪れるハードルを楽しみながら越えていきたいです。