こんにちは、沖縄の社会保険労務士行政書士松本崇です。
みなさんは「ソーシャルワーカー」という仕事をご存じでしょうか。
社会福祉の専門家で、さまざまな課題を抱えて生活の困難に直面している方々に対して、対人援助技術を駆使して改題解決をサポートしていく援助者のことです。
私は琉球大学の社会福祉学専攻課程でソーシャルワークについて学び、開業するまで福祉の現場で対人援助の仕事を行ってきました。
相談者から罵声を浴びせられることもありました。問題を解決できない自分のふがいなさに自信を無くしたときもありました。
児童相談所では「虐待初期対応」という虐待を受けた子供たちを一時保護して親と交渉するハードな現場も経験しました。
生活保護の医療扶助の統括業務を担当した際には、生活保護受給者から提出された審査請求の担当をする高度な業務も経験しました。生活保護行政に対する受給者のクレームに1時間以上耳を傾けることもありました。
「人」に関わる仕事を続ける中で、「あぁ、この方はもっとここを頑張ればうなくいくのに。もったいない」と、相談者がより自分のために行動しようとしないことが残念に思うことが多々ありました。
「家庭の事情や自身の体調の面で会社を辞めたい」という方がいたとしたら、何かしら支援することで退職を回避できるかもしれない。福祉の現場で培ってきた経験を士業として活かすことができるのではないか。
今はこの気持ちを胸に秘め、どうすれば企業に貢献できるか、どうすれば働く人の役に立てるか。
ソーシャルワーカの技術を世の中に役立てるべく日々自己研鑽に励みながら、刃を研いでいます。
ちなみに、私は剣道四段です。